2023年2月1日水曜日

 この国の児童虐待防止策は30年以上も失敗している #虐待撲滅の小さな種を蒔こう




 こんにちわ ぱわちる代表のそらです😊

 この国の児童虐待防止策は、30年以上も失敗しているのにそのことを認めず、そもそも親に虐待させない仕組みを作らないまま、今日まで虐待を増加させてきました。

 その結果、児童保護施設への子どもに関する相談件数(虐待、非行、不登校 家庭内暴力等々)ばかりが増えて、施設職員の仕事時間は過労死ラインを超えているレベルです。

 虐待で殺される子どもの数も 虐待後遺症で苦しみ自殺してしまう若者の数も増え続けています。

 そもそもこの国には子どもを大事にしようという文化が根付いていないために時代背景などの要因も絡んで昔から子どもは大人の都合のいい奴隷のような扱いを受けてきました。

 それは、自己肯定感を奪われ自己否定感ばかりを植え付けられるということです。

 その結果虐待されていたことも、今も虐待で苦しんでいることを誰にも話せない、誰にも言えない空気が出来上がってしまっています。

 子どものころに親から、理不尽な扱いを受けたことを話したとしても、今、虐待されて苦しんでいると話したとしても「あなただって悪いところがある」「それはしつけ」「子どもの頃の話でしょ?」「親だって大変だったけどちゃんと育ててくれたでしょ?」と心に痛みを受けたことに対して、過去のことのようにされがちですが、虐待サバイバーにとっては、その痛みは今も続いて「なかったこと」にも「忘れること」もできないのです。

 その言葉は、虐待当事者にとって「辛いことは、なかったことにしなさい」と言われてるのと一緒です。

 虐待をなくすためには様々な課題が絡んでいます。

 これは私の勝手な想像ですが、小さいころから、私たちは誰からも虐待についても、子どもの権利についても、子どものころに知りたかったいろいろな情報を教えられてきませんでした。

 それは、どうしてだと思いますか? 

 子どもにとって本当に必要な情報は大人にとって都合の悪いことだからです。

 大人になってから、いろいろな情報を知っても子どものころに知りたかったことが、多かったのではないでしょうか?

 例えば、子どものころに、父親に性虐待を受けていた女性は大人になってから、自分が性虐待を受けていたことに気が付いて父親を訴えました。

 しかし、父親は罪を認めたものの賠償金については期限が切れていたのです。

 もし、その女性が子どものころに虐待とは何か?子どもの権利とは何か?未成年でも後見人制度を使えば、親権停止の裁判が起こせるということを知っていたなら その後の人生も、変わっていたかもしれないのです。

 子どもにとって家庭という場所は、どんなに辛くてもどんなに逃げたくても離れられない場合がほとんどです。

 未成年の場合は親権というものに縛られているからです。

 でも、子どもが大人になっても、いつまでも追いかけてくる親もいます。

 自分の家庭しかわからなかったので、大人になって自分が結婚した時に自分が育ってきた家庭がモデルとなっていく場合が多いと思います。

そして「子どもは叩いてしつけをするのは当たり前」という間違った刷り込みをされているので、その連鎖が起きるのです。

 そもそも「しつけ」という言葉が間違っているのです。

 子どもは、大人の所有物でもペットでもありません。

 子どもに何かを教えるときは「しつける」のではなく伝えていくのです。

 勿論、自分が子どものころに虐待されていたので、同じことを自分の子どもには絶対にしないと連鎖を断ち切った人もいます。

 自分の抱えてる問題や、困っていることや、自分が子どものころに受けてきた理不尽で傷ついた心の痛みを話してもいいんだというコミュニティを、作っていかなければ、その鬱積した感情は子どもに向けられていきます。

 じゃあ その鬱積した感情を、黙って聞くしかできない子どもにぶつければその問題やストレスや悩んでいることは解決できますか?

 それをぶつけられた子どもの心の傷は一晩寝れば治りますか?

 その感情を吐き出すことは悪いことではなくむしろ吐き出してしまってもいいのです。

 でも 子どもに向けて吐き出すというやり方が間違っているのです。

 じゃあどうすればいいか?その鬱積した感情や自分が困ってることなどを、ノートに殴り書きします、誰かに話します。

 でも、先ほど言ったように、今の社会では「誰にも話せない」「話したって理解されない」「否定される」そういう空気が蔓延している又はそういうコミュニティがないという現実があります。

 そういう居場所づくりは大事だと思います。

 そのためには、まず仲間を集めることから始めてコミュニティを広げていくことが大事です。

 私も、この活動を継続するには仲間集めがスタートとなるのでスタッフ募集を、呼びかけています。

          


 いろんな問題を抱えた当事者が声を上げて、政治家に訴えていく活動を広げていかなければ、法律条例も、社会の空気も変えられないのです。

 子どもを尊重して大事に育てようという空気を増やさなければ、そして虐待をなくさなければ、このままだと日本は確実に終わるでしょう。

 子どもは、いつかは大人になりそして未来を繋げていきます。

 だから、大人には「子どもを大事に育てていく」という責任があります。

 子どもの未来の社会の中に「誰にでも、助けてといえる」空気が蔓延しているコミュニティが増えていたらいいなあと思います。

 子どもの頃の私たちは何も悪くなかったんですから...。

 最後までお読みいただきありがとうございました。🙏  

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