2025年2月12日水曜日

子どもから見た親権と共同親権とは? #機能不全家族 #ラスボスは親権 #親権フリーシェア制度の導入を #子どもの権利 #虐待撲滅の小さな種を蒔こう



  みなさんこんにちわ ぱわちる代表のそらです🌳
 
 2024年5月に、離婚後も「父母」が親権をもつ「共同親権」という子どもにとって恐ろしい民法などの改正案が、参議院本会議で可決されてしまいました。

 共同親権の問題に関しては、国会で議論が行われてDV被害者の方が勇気を出して涙ながらに訴えてた場面や、弁護士さんたちが共同親権が執行されてしまえば、医療や進学、福祉や就職等々、様々な問題が出てきて子どもの命にかかわることにもつながると訴えていたことを、テレビなどで見た人もいるのではないでしょうか?😔

  それでは、共同親権とはどんなことをいうのでしょうか?

  日本シングルマザー支援協会 というサイトからの引用を見てみましょう

 「共同親権」とは、子どもの父母双方が親権を持っていることをいいます。
 
 それに対して「単独親権」とは、子どもの父母のいずれか一方のみが親権を持っていることをいいます。

 これまで日本では、子どもの父母が結婚している間は原則として共同親権制、離婚した場合は単独親権制がとられていました。

 親権とは、子どもに対して認められる権利や義務のことです。

  親権の内容は大きく2つに分かれます。


 一つは身上監護権、子どもの身の回りの世話をして子どもを育てるための権利義務のことです。

 身上監護権は、「監護権」とも呼ばれます。


 もう一つは、財産管理権、子どもの財産の管理や、子どもを代理して契約などの法律行為を行う権利義務のことです。


 これらの権利義務を、父母双方が持っていることになるのが共同親権です。


 それでは、そもそも「親権」とは何でしょうか? 


 ウイキペディア 親権  というサイトによれば 


 親権(しんけん)とは、成年に達しない父母のもつその子に対する身分上および財産上の権利義務の総称[1]。未成年の子に対し親権を行う者を親権者という。


 e-eov法令検索 というサイトで 民法第4章の親権で検索すると

  第八百十八条 成年に達しない子は、父母の親権に服する。

 2 子が養子であるときは、養親の親権に服する。

 3 親権は、父母の婚姻中は、父母が共同して行う。ただし、父母の一方が親権を行うことができないときは、他の一方が行う。

 と、書かれています。


 つまり、未成年の子どもは、成人になるまでは親の奴隷でいなさい、子どもは父母二人だけで育てなさいと、書かれているのです。😨


  それでは、離婚しても共同親権になった場合、どんなメリットとデメリットがありますか?


 離婚ガイド というサイトによれば

 離婚後の共同親権を認めることには、主に以下のようなメリットがあります。

  1.  離婚時の親権争いの激化を防げる
  2.  離婚後も両親で協力して子育てできる
  3.  面会交流・養育費の支払いがスムーズに行われやすい

 共同親権が導入されると相手も親権者となる以上、基本的には面会交流を拒否できなくなります。
 そのため、主に以下のようなデメリットが考えられるでしょう。

  1.  子どもへの負担が大きい
  2.  遠方への引っ越しが難しい
  3.  DVやモラハラから逃れられない と書かれています。

 私は、離婚後の共同親権には、反対の立場です。


 離婚や別居などには、いろんな背景や、事情もあるでしょう。


 でも「家族」でいたときに、DVや、虐待が起きていて、自分や子どもの命も心も壊されるような環境で、加害者と一緒に過ごしたいと思うでしょうか?

 その場所から避難しなければ、自分と子どもの命が本当に危険だった人がほとんどではないでしょうか?


 自分たちを傷つけて、虐待するような相手から必死の思いで逃げてきたのに、どうしてまた、関わりをもたせようとするのでしょうか?😔

 共同親権導入に可決した議員たちは可決表明のために席を立った瞬間に、何を思っていたのでしょうか?😔


               


 それでは、子どもから見た「親権」と「共同親権」は、どんなふうに映るでしょうか?


 子どもにとって「親」という大人は「絶対的神様」のような存在です。


 その大人がいなければ、まだ自分の力だけでは生きていくことができないからです。


 子どもは産まれてきた瞬間から、周りの大人たちに愛されて守られて尊重されるべき存在です。


 自分を育ててくれる人との関係の中で「信頼関係」「安心感」「自己肯定感」を育んでいくのです。


 子どもは「保育園」「幼稚園」に入るころになると、周りの子どもたちとの関係を学んでいきます。


 本来ならば「家庭」という場所は自分にとって、一番安心できる場所ならばそこに一緒に住んでいる「家族」という人たちも、自分にとって安心できる関係があるはずです。


 しかしながら、現実はどうでしょうか?


  厚生労働省  の児童虐待相談の対応件数推移及び虐待相談の内容・相談経路によれば、児童虐待相談件数は、207,659件でした。😭

この数字は、データに上がっただけで現実には、この数字以上に子ども虐待は起きていると想像されます。


 2024年の小中高性の自殺者は527人でした。😭


 子ども虐待と子どもの自殺の数字だけ見ても、この社会がどれだけ子どもにとって生きずらいのかが、分かります。


「親権」が、強すぎるために未成年の子どもはどこにも逃げる場所がありません。


 親の離婚、又は別居ということは、両親の間に問題があったということなので、子どもはそれに巻き込まれているということです。


 両親が毎日、争っていたり、片方の親が自分やきょうだい、又はもう一人の大人に対して虐待をしている そんな家庭にどこに安心感や信頼感が、うまれるでしょうか?


 毎日 会社で喧嘩をしている人たちを見なくてはならないとしたら?


 自分は 関係なかったとしてもそんな場面を見てたら大人だって嫌になります。


 この国の明日を創っていくのは、子どもたちです。


 子どもたちを壊していくばかりの社会を作ってきたのは、いつの時代も大人たちです。


 大人がいろんなことに気が付いて、この社会の仕組みや空気を変えていかなければいけないのに、残念なことに「子どもの人権」や「子どもを守る」ことも「虐待」に無関心で傍観者のままの大人が、いることも現実です。


 法律、条例を変えられるのは政治家ですが、いろんな問題に声を上げて政治家に訴えていくのは、一般市民の私たちにもできます。


 この社会は、良くも悪くもいろんなことが、私たちの気がつかない所で、日々、変化しています。


 私は、共同親権が始まってしまったら、更に、子ども虐待は増え続けて、若者の自殺も増加して、DV被害も増えていくと予想しています。😣


どうして「共同親権」の前に「虐待(大人も子どもも被害にあっていること)」についての議論や 「親権」についての改正や解決策等々、被害にあった(あっている)方々を、本気で救おうと国会などで議論してこなかったのかが、とても残念です。


 毎日、次から次へといろんな問題がわいてくるので、一つのことに時間はさけないのかもしれない けれど、どんな問題も、見えない「根っ子」の部分にある問題は「命」「権利」だと勝手に思っています。


その「根っ子」の部分を、改めて変えていかなければいけないんじゃないかな?と…


 政治家の無関心、大人の無関心、命よりも自己保身や利権が大事 そういう残念な人たちがいるこの社会の中で、子ども達は何を感じているでしょうか?😞


 この社会の仕組みがおかしいと、感じてる人はどれほどいるでしょうか?


 私たち「大人」と呼ばれる人たちは「子ども」と呼ばれる人達に、これから何を残していけるでしょうか?


 共同親権の問題について正しく知ってもらいたい弁護士の会

ありしんぶん というサイトが、ありますので よかったら覗いてみてください


最後までお読みいただきありがとうございました。😊


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